サンタット(ウォロフ語:感謝を伝える)
「アフロビート」と言えば、元はジャズやファンクといった音楽を下敷きに「フェラ・クティ」ら偉大な先人らによって発展してきたアフリカ産ビート音楽ですが、近年ではいろんなジャンルと結びつきを強めクラブシーンでも取り入れられ、注目度は高まっています。今回の音源も「Playwrightとの蜜月はごく自然なことである」としっかりと伝わってくるクオリティの高い演奏が詰まっています。強力なリズム、乾いた空気感を演出するギターリフ、哀愁漂うサックスやフルートなどのリード楽器、そして力のある歌声…アフロビートで押し寄せる音のエネルギーを是非体感していただきたい。(Disk union)
——-上田正樹さん(R&B・ソウルシンガー、ソングライター)
オマールのジャンベから叩き出されるBeatは耳から身体の中に入ってくる。オマールが生み出す音が、疲れた身体のすみずみに入ってくる。
彼のジャンベは身体中の一つずつの細胞に呼びかけて、目覚めさせる力がある。自然と身体が元気になっていく。
Afro Begue、アフリカの大地にそよぐ風のようなYusukeのGuitarからほとんどの曲は始まる。YusukeのGuitarはアフリカの匂いを持って入ってくる。優しく漂っているギターリフに、BandのGrooveを支えるシンプルだが力強いSuzkenのBassとDrum、Percussionが加わる。
そしてモーダルな感覚のDaisukeのSax、Fluteが加わる。
さぁ、どこへでも行きなさい!どこへでも飛びなさい!という太いGroove が創られる。
太いGroove があるからこそ好きな表現が出来る。
それは帰る家があるから旅が出来るのと良く似ている。
聴く人の五感以上の、隠れた全ての感覚をも刺激する力がAfro Begueにはある。
9曲目のBlack and Whiteは、『頑張ろう 今 』と歌っているように聴こえる。
毎日の暮らし、人は起きて日常のルーティーンを消化して仕事に出かける。
Afro Begue は、朝聴くと良いかもしれない。一つずつの日常のルーティーンを元気にこなす助けになるような力がある。
オマールのジャンベが一つずつの細胞に呼びかけてくれているから!
元気になると明日のことや未来に思いを巡らすことが出来る!
聴く人全てを元気にさせる。聴く人の五感を刺激する。1日1曲Afro Begueを!
——-沼澤尚さん(Drummer)
自分が長年馴染み親しんできた数々のアフリカ打楽器奏者とは全く別次元の技術とパワーとエネルギーと、そして何よりも「音楽」そのものに対するその精神性にただただ驚かされたオマール・ゲンデファル…
共演者はもちろんその場にいる全ての人々を同じ方向に向かわせてくれる彼のマジックは作品でもこうして見事に表現されている。